WHY
 その人が復活したという連絡は、丁度十日後の期末試験明けた、7/15日に家にあった。そこからだった、かなりの質問攻めとか尋問に近い問い詰めたあったのは。

 学校をサボる事にかなりの抵抗がある、うちの母親だけに、できれば内緒にしたかったのだがいづればれると思っていたがそれは、それは恐ろしいことになった。学校からかえると、鬼の仁王立ちのごとく立っていた母親。




 それを後ろから心配そうに見つめる、気の弱い父親。いつも起こられるとこの図だ。

 何気ない人助けが私の学校サボりの汚名を着せられるわけだから、たまった物じゃない…
いづれはこうなる事は予想されたが、それでも、実際の起きると身も気もよだる。

 罵声を浴び続けられても、無反応、無感情な私に更に腹が立つのだ。そんな怒り方では響く物響きませんよ。そう心の中で訴えた。ここで、叱り方を覚えたのは確かだが、それでも愛情をそそがれたという実感はまるでない。
なぜなら、愛情に関して、愛された記憶が無いからだ。だからその中でも、特に母親はにくかったのかも知れない。




 
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