WHY
 血が流れるのを楽しむ事が目的ではない。




 自分を傷つける事が、逆に快楽になるというまではいかないが、何かの戒めになるのではと思っている。




 自分自身を傷つけて誰も助けてはくれない、自分だけが気持ちが安らぐのだ…




 そんな気分に駆り立てられるのである。それがわかった2回目のカットだった




 家族が居るのにも関わらず、それを行える勇気があればと思ったりするが、一種の病気だ…




 それをしなければ収まらない衝動に駆られる事を分かってもらいたい




 勿論、傷つける事はいけないことは分かっている…




 でも止められないんだ、自分でも止められないんだ、そんな気持ちを誰かに受け止めてほしいと…




 心の奥底では叫んでいるのかもしれない…




 誰もが叫んでいるのかもしれない…




 でも、誰がという事は関係ない、自分なんだ




 自分で自分を傷つけて誰かが悲しむかもしれない、そんな事はどうでもいい…さえ思う




 行為を行う事いけないこと、でも止められない…たんなるわがまま、自分で自分にしかできない




 わがまま…
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