WHY
電車を待つ人の列の前に
掻き分けて出た私は
電車が来るのを身図り、一瞬体を縮こまり
体を下に抱え込んだ
飛び降りる準備をしたのだ。
目を瞑った…
自分の中にある心が
冷たいのが良く分かった
ここまで冷え切る心って感じた事がない
冷えている心を
今一度温めようとはしない
それは自分の中で
諦めと言うカタチで見放そうとしている
これで自分は楽になる
そう思えて仕方なかった
悲しむ人なんかいない
自分だけだ
そう感じるのは今だけ
死んだらわかんなくなる
それはそれでいい
電車が入ってきた
目でレールを確認をした
人思いで死ぬにはやっぱりひとおもいで
レールの上に飛び込むしかない
その後先はどうにでもなれ
距離も確認をして
どれだけとべばいいのか
頭の中で何度も繰り返して
シュミレーションをした
もうすぐだ
うるさい、電車の注意を促す汽笛も
鳴らしている
そんなのも、遠くにさえ聞こえる
今だ
私はそうして、電車に飛び込んだのだった
掻き分けて出た私は
電車が来るのを身図り、一瞬体を縮こまり
体を下に抱え込んだ
飛び降りる準備をしたのだ。
目を瞑った…
自分の中にある心が
冷たいのが良く分かった
ここまで冷え切る心って感じた事がない
冷えている心を
今一度温めようとはしない
それは自分の中で
諦めと言うカタチで見放そうとしている
これで自分は楽になる
そう思えて仕方なかった
悲しむ人なんかいない
自分だけだ
そう感じるのは今だけ
死んだらわかんなくなる
それはそれでいい
電車が入ってきた
目でレールを確認をした
人思いで死ぬにはやっぱりひとおもいで
レールの上に飛び込むしかない
その後先はどうにでもなれ
距離も確認をして
どれだけとべばいいのか
頭の中で何度も繰り返して
シュミレーションをした
もうすぐだ
うるさい、電車の注意を促す汽笛も
鳴らしている
そんなのも、遠くにさえ聞こえる
今だ
私はそうして、電車に飛び込んだのだった