WHY
明日も、練習だというのに、朝一から早朝練習で、スパイクを叩きまくった  




同級生のメンバーからも「大丈夫…?」と心配をされる始末で、更にいらだった  




私は何も悪い事をしていないし、これからもしない、何で、何での気持ちがボールに向かっていた  




どうしようもない感情とはこの事かもしれないし、まだ何も出来ない状況から、脱したい一心で練習に打ち込んだ




 午後は”あいつ”が、勉強会と称した各校のあつまりで、姿を消した。




安堵の時間が訪れて、私は少し  冷静さを取り戻した。  




でも、メンバーを気を緩ませるわけにはいかないので、激しい声で練習は続けた。  




それでも、居ない方がやはり活気があり、キャプテンらしさを取り戻した感覚があった。  




以前からメンバーの信頼関係は日ごと増す中での今の部内を乱すわけには行かない。




そんな気が全面に出ている監感じがした。  










その日の夜は、文化祭の集まりで夏休みに入り、学校内で遅くまで文化祭の準備に取り掛かっていた  




お題は「お化け屋敷」これが、かなりのハイテクで面白い中身になりそうな気がしていた  




入り口には、テレビデオを置き、怖い表情でのクラスメートの押田が、ゾンビに扮して向かいいれ、




先に行くと  教室にも関わらず、川を作り、その川の中から、妊婦さんが出てきて、「内の子を返せぇ~」と、




桐嶋が出てくる  そんな感じで、その先までもかなりの凝った内容で、




これはnewお化け屋敷だと自画自賛した  








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