WHY
帰りは、ファミリーレストランにより、大好きな…というか、こうやって皆で外で食べる事が



 なかった事に対して、ものすごい抵抗があり、なにか皆が食べているところで食べる事が



 気恥ずかしくなり、なかなか満足に食べれなかった。



 この時から周りの目が非常に気になりだし、大勢の人が居る中で食事をする事がなかった。

 
 後から見た本のなかで、よく弁当を隠して食べる、小さい子の心理でお弁当が恥ずかしい



 のではなく、食べている所を見られるのが恥ずかしいのであり、それを隠す行為は



 自閉症か、引きこもりになる可能性があると見た記憶がある。



 ん~何ともいえなかったが、明らかに自覚症状あるだけいいかと思えたことが救いだった。

 
 皆との会話は楽しく面白かったけど、のどに上手く食事が通らなかったなぁ~と



 なんか悲しくなった。



 


 夕闇にくれかかろうとする、自宅の団地は淡い夕日に包まれて、影が遠くまで伸びている。


 影はどこまで伸びるのか、先までずっと見つめていた。やがて影はなくなり、全てが闇に


 包まれる。心が覆う、影はいつ晴れるのか、分からない。
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