WHY
~そうだん…~
以前から気にかけていた、鈴木からの思わぬ相談事。  




時期キャプテンは間違いない、打ちの次期エース、  私とは違い、背も高い、




キャプテンシーの強い、責任感の強い子だ。  だからこそ、相談とは以外だった。




自分の場合は、先輩は正直だらしなく、  




相談をするさえないまま、飛び越えて、うちらの代になったので、




この子たちはまだ恵まれているのかもしれない。  




夕暮れ間近ようやく、アフター練習のスパイク乱れ打ちの練習が終わり、  




帰り支度をしていたときに、私は鈴木に近寄った。  




「じゃあ、どこか行こうか?家遠いんだっけ」  




「いえ、家は金沢区なので、遅くならなければ大丈夫です。」   




と、私達はやっぱり女性なので、久々にジャンボパフェを食べに、”バニー”に  急いだ。  




店内は数席しかない、こじんまりとした店だったが、私はちっちゃい喫茶店で好きだった。  




「ジャンポパフェ2つ。」   




注文をとり終えて、鈴木は神妙なおもむきで、私に口を開いた。  




「話しなんですけど、誰かに言おうかどうしようか迷ったんですけど、苦しくて…」

 

「んっ?どうしたの、自分のペースでいいから話してみなよ。」  




そう、私はできる限り優しく問いかけた。  
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