WHY
「アタシナンカアイタイノナンテヘンノ?」 

「ソウカナヘンカナ?」  

「イツアイテイルノ?」 

「マダワカラナイ、シアイトカモアルシ」 

「ジャアシアイミニイクカラワカツタラオシエテネ!」  







えぇ~私の試合見に来るのぉ~めっちゃどきどきして、試合どころじゃなくなる。

でも、少し嬉しいかもとなんか、素直に喜べない自分がいた。




こんなやり取りをして、12時を過ぎたので、

優しい彼らしく、彼から言い出した。  







「キヨウハドウモアリガト。オヤスミネ!」

「コチラコソ、アリガト、タノシカツタ」  







うきうきする気持ち、生まれて初めてだったかもしれない。 




このどきどきは何だろう。  




あした、真由美にでも相談しよう。 でも、鈴木のことも気にかかる。  




複雑な心境は、糸の様に絡み付いている。




一つ一つの糸はどこまで絡みつくのだろうか?
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