WHY

おつや

 行く足が動かない。




 全校集会後、生徒代表で私が送辞をする事になった。

 部代表なので、真由美と一緒だ。




 昨日の出来事が信じられない様子で2人共会話をすることなく、

 あの子の家に向かう、電車に乗った。


 
 「あの、今でも信じられないんだけど、本当なの?」
 かなり、困惑した表情で言って来た。
 


 信じられないのは、私も同様で、どんなに考えてもこういう結果になる
 事を予想だにできない。



 「私もよ…あの子前向きにちゃんといってたじゃない…。」

 そういうしかない。それしか言葉が出せれない。




 「でも、解剖とかするとあの子の体の事とかわかるんじゃぁ…。」

 「うん、そうかもね。それを狙ってたのかもしれないし、何もかも話した方が
  ご両親にとっていいのかもね…。」







 話す事をそのときに決めた。




 
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