サ ボ テ ン
月岡くんはすぐ戻ってきた。
「はい。疲れただろ。ごめんな?」
ペットボトルを頭の上にコツンと置き、水をくれた。
買ってきてくれてたんだ…
ドキッと胸の音がなり
『…ありがとう、ホント疲れた』
「ねぇ。さっき話したいことあるって言ってたじゃん?」
『え?』
「あれなに?」
ドクドクドクドク
心拍数が一気に上がった
『…』
「俺の聞き間違え?」
『あんたって…』
素直に。
「え?」
思ってること伝えるんだ。
『あんたって…何考えてるか分かんなくて、意地悪で、でも優しくて…よくわかんないけどこんな気持ち初めてで…』
「うん」
『…す』
「…す?」
ニヤニヤしてる!!
もーー!!むかつくから言っちまえ
『好きだっていってんの!!!!』
い、一応伝えられた
はずかくて体育座りしてた足に顔を埋めた。