サ ボ テ ン
「ほらいた。」
月岡くんと橘くんが話してた。
あの告白の時以来初めて顔を合わすことになる。
なんだか緊張する…かも
向こうもこっちに気づいたみたい
二人共ぎこちなくペコッと頭をさげた。
橘くんが気を使ってくれたのかりんのところへ行ってしまった。
『…』
「元気?(笑)」
『うん。月岡くんは?』
「元気(笑)」
『あの…LINE教えて』
「あ、そっか。教えてなかったね」
『うん』
「はい。QRコード」
『ありがと…じゃあね』
「一緒に帰んないの?」
ドキッ。
『りんが…』
「あいつらだけにさせた方がいいんじゃない?」
りんたちの方をみたら楽しそうに話してた
『そうだね。帰ろう』
「お、素直」
『いつでも素直です〜』