サ ボ テ ン


『どっから来てるの?』
「サボテンちゃんの前の駅」
『そうなんだ』

『中庭での話きいてたんですか?』
「ちょっとね。忘れたけど。あそこ風気持ちいいよ。人いないし。せっかく寝てたにあの三人うるさくて」
『わすれたんですか…』
ちょっと安心
「会話は忘れたけどあんたのことすごいなって思ったのは覚えてる。」

ドキ。

ずるい。真顔で言わないでよ。

顔が赤くなってく。
恥ずかしくて目をそらした
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