サ ボ テ ン

「よぉ」

『月岡くん…』
目をそらし逃げようと走った

するとガツっと手を捕まれ
「朝は悪かった。」
『え…?』
掴まれた手が熱い
「イライラしてた。ごめん」
顔見れない…
『手…痛い』
「あ、わりぃ」
『…』
「弁当、俺のために作ってくれたの?」
『…昨日のお礼』
恥ずかしくなって下を向いた
「めっちゃうまかった。ありがとう。」
『うん…』
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