まっしろな遺書
2015年5月19日
火曜日。
女子供は仕事や院内学級に行き。
十三は、たこ焼きの修行を行う。
朝6時に起きて調理室へ……
しかし、待てども待てども山本は来ない。
先に始めるか……
それともまだ待つか……
迎えに行くか……
何かあったのかもしれない。
十三はそう思うと、山本がいる病室へと向かった。
山本は個室じゃない。
そして、十三が山本の部屋に行くのはこれが初めてだった。
すると山本の病室の近くにいる看護師たちが、慌ただしいかった。
「なにかあったんですか?」
十三は、顔も知らない看護師さんに尋ねた。
「あ、貴方、十三さんですよね?
山本さんの様態が急変しました。
ご家族に連絡しているのですが、なかなか連絡が取れなくて……」
看護師は、涙目で答える。
「わ、わかりました……
俺、山本さんの娘さんにメールを入れてみます」
「ありがとうございます」
十三は、夢叶さんにメールした。
この間あったとき十三は、夢叶と連絡先の交換をしていたのだ。
十三は、すぐに夢叶にメールをした。
お父さんの様子が急変したそうです。
病院の方が連絡が取れなくて、困っているそうだから病院まで連絡ください。
十三は、念のため学にもメールを入れた。
夢叶さんのお父さんの様子が急変したそうです。
病院の方が家族と連絡をとれなくて、困っているそうですのでその旨を夢叶さんに伝えてください。
「これでよし!
今、娘さんにメールしました。
様態が悪いってどれくらい悪いんですか?」
「朝、倒れてしまい、そのまま意識が戻らないんです」
すぐに十三の方に夢叶から携帯に電話があった。
十三は、その携帯を看護師に渡し、看護師さんは、状況を説明した。
山本さん……
結婚式まで、まだまだあるんです。
どうか助かりますように……
十三は、小さくそう祈った。
火曜日。
女子供は仕事や院内学級に行き。
十三は、たこ焼きの修行を行う。
朝6時に起きて調理室へ……
しかし、待てども待てども山本は来ない。
先に始めるか……
それともまだ待つか……
迎えに行くか……
何かあったのかもしれない。
十三はそう思うと、山本がいる病室へと向かった。
山本は個室じゃない。
そして、十三が山本の部屋に行くのはこれが初めてだった。
すると山本の病室の近くにいる看護師たちが、慌ただしいかった。
「なにかあったんですか?」
十三は、顔も知らない看護師さんに尋ねた。
「あ、貴方、十三さんですよね?
山本さんの様態が急変しました。
ご家族に連絡しているのですが、なかなか連絡が取れなくて……」
看護師は、涙目で答える。
「わ、わかりました……
俺、山本さんの娘さんにメールを入れてみます」
「ありがとうございます」
十三は、夢叶さんにメールした。
この間あったとき十三は、夢叶と連絡先の交換をしていたのだ。
十三は、すぐに夢叶にメールをした。
お父さんの様子が急変したそうです。
病院の方が連絡が取れなくて、困っているそうだから病院まで連絡ください。
十三は、念のため学にもメールを入れた。
夢叶さんのお父さんの様子が急変したそうです。
病院の方が家族と連絡をとれなくて、困っているそうですのでその旨を夢叶さんに伝えてください。
「これでよし!
今、娘さんにメールしました。
様態が悪いってどれくらい悪いんですか?」
「朝、倒れてしまい、そのまま意識が戻らないんです」
すぐに十三の方に夢叶から携帯に電話があった。
十三は、その携帯を看護師に渡し、看護師さんは、状況を説明した。
山本さん……
結婚式まで、まだまだあるんです。
どうか助かりますように……
十三は、小さくそう祈った。