まっしろな遺書
2015年5月23日
十三は今日、病院を出て知り合いのお墓参りに行ってきた。
美穂もついてくると言ったので、連れて行った。
自由の墓だった。
名前を見た美穂は、十三に「元カノ?」と聞かれた。
「違うよ。
なんて言うんだろ……
友達かな……」
「ただの友達?」
「幼馴染だよ」
「ふーん」
美穂の機嫌が少し悪くなる。
「俺、昔から友達作るのが下手だからさ……
自由がいなければ俺は萌ちゃんや太郎に小太郎とも友達にはなれなかったと思う」
「ふーん。
その友達に私も会いたいなぁー」
美穂が口を尖らせる。
「もしかして、十三さんじゃないっすか?」
後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
懐かしい……
「太郎?」
「十三さんも自由さんのお墓参りっすか?」
「ああ」
「その子が、噂の彼女っすか?
美人さんっすね!」
「この人誰?」
美穂が警戒の目で太郎を見る。
「俺の幼馴染の太郎だよ」
「太郎って萌さんの旦那さんの?」
「うん」
「はじめまして、山田太郎っす」
「は、はじめまして……」
美穂は、少し照れ笑いを浮かべながら挨拶をした。
「太郎こそ、どうしたんだ?」
「萌さんのお墓、ここにあるんです。
仲の良かった美香さんの傍の方がいいかなと思って……」
「そか……」
「十三、行こう」
「行くって何処へ?」
「萌さんのお墓に……
私もお線香あげたい」
「ありがとうございます!」
十三たちは、太郎に案内され萌の墓に向かった。
「子供たちから聞いてるっすよ。
十三さん、たこ焼きマイスターを目指しているんっすか?」
「ああ……」
俺たちは、美穂を交えて雑談をした。
十三は今日、病院を出て知り合いのお墓参りに行ってきた。
美穂もついてくると言ったので、連れて行った。
自由の墓だった。
名前を見た美穂は、十三に「元カノ?」と聞かれた。
「違うよ。
なんて言うんだろ……
友達かな……」
「ただの友達?」
「幼馴染だよ」
「ふーん」
美穂の機嫌が少し悪くなる。
「俺、昔から友達作るのが下手だからさ……
自由がいなければ俺は萌ちゃんや太郎に小太郎とも友達にはなれなかったと思う」
「ふーん。
その友達に私も会いたいなぁー」
美穂が口を尖らせる。
「もしかして、十三さんじゃないっすか?」
後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
懐かしい……
「太郎?」
「十三さんも自由さんのお墓参りっすか?」
「ああ」
「その子が、噂の彼女っすか?
美人さんっすね!」
「この人誰?」
美穂が警戒の目で太郎を見る。
「俺の幼馴染の太郎だよ」
「太郎って萌さんの旦那さんの?」
「うん」
「はじめまして、山田太郎っす」
「は、はじめまして……」
美穂は、少し照れ笑いを浮かべながら挨拶をした。
「太郎こそ、どうしたんだ?」
「萌さんのお墓、ここにあるんです。
仲の良かった美香さんの傍の方がいいかなと思って……」
「そか……」
「十三、行こう」
「行くって何処へ?」
「萌さんのお墓に……
私もお線香あげたい」
「ありがとうございます!」
十三たちは、太郎に案内され萌の墓に向かった。
「子供たちから聞いてるっすよ。
十三さん、たこ焼きマイスターを目指しているんっすか?」
「ああ……」
俺たちは、美穂を交えて雑談をした。