まっしろな遺書
2015年6月2日
子供たちは山本のことが、ショックらしく元気がない。
はるかが、十三の病室に訪れ相談しに来た。
「子供たち元気がないんです」
「そうですか……」
「山本さんのことが、結構堪えたみたいで……」
「そうですか……」
「どうにかなりませんかね?」
「時間が、解決するって訳にもいかないんですか?」
「充君の手術日が近いんです。
大きな手術って精神的なモノも左右されるので、心配なんです」
「充君、手術近いのか……」
「はい」
「そんなことひとことも言ってくれてないな……」
「十三さんに心配をかけたくなかったのだと思います。」
「そっか」
「はい」
「俺に出来る事があればいいのですが……」
「やっぱ、千春ちゃんの言うとおり、十三さんは優しい方なんですね」
「え?」
「普通、こんな話をしたら、『どうして俺に?』って聞いても可笑しくないんですよ」
「山本さんと約束したんです」
「え?」
「子供たちの笑顔を護るって……」
「そうなのですか……」
「だから、出来る限りあの子たちの力になろうってね。
思うんだ」
「素敵ですね」
「え?」
「立派です」
「……ありがとうございます」
十三は、苦笑いを浮かべた。
「そう言えば、噂で山本さんのたこ焼きを十三さんが、受け継いだって聞いたのですが……」
「確かに受け継いだけど……
あ……!?」
十三は、突然思いついた。
はるかは、ニッコリと笑う。
「やってくれますか?」
「はい!」
十三は、すぐに千春に事情を話し、買いだしに出た。
子供たちは山本のことが、ショックらしく元気がない。
はるかが、十三の病室に訪れ相談しに来た。
「子供たち元気がないんです」
「そうですか……」
「山本さんのことが、結構堪えたみたいで……」
「そうですか……」
「どうにかなりませんかね?」
「時間が、解決するって訳にもいかないんですか?」
「充君の手術日が近いんです。
大きな手術って精神的なモノも左右されるので、心配なんです」
「充君、手術近いのか……」
「はい」
「そんなことひとことも言ってくれてないな……」
「十三さんに心配をかけたくなかったのだと思います。」
「そっか」
「はい」
「俺に出来る事があればいいのですが……」
「やっぱ、千春ちゃんの言うとおり、十三さんは優しい方なんですね」
「え?」
「普通、こんな話をしたら、『どうして俺に?』って聞いても可笑しくないんですよ」
「山本さんと約束したんです」
「え?」
「子供たちの笑顔を護るって……」
「そうなのですか……」
「だから、出来る限りあの子たちの力になろうってね。
思うんだ」
「素敵ですね」
「え?」
「立派です」
「……ありがとうございます」
十三は、苦笑いを浮かべた。
「そう言えば、噂で山本さんのたこ焼きを十三さんが、受け継いだって聞いたのですが……」
「確かに受け継いだけど……
あ……!?」
十三は、突然思いついた。
はるかは、ニッコリと笑う。
「やってくれますか?」
「はい!」
十三は、すぐに千春に事情を話し、買いだしに出た。