まっしろな遺書
2015年7月4日
十三は昨日、食事をしてそのまま美穂と病院に戻った。
何もしないことに美穂は、何も言わなかった。
怒りもしない。
笑いもしない。
ただ、眠るとき手をつないで一緒に眠った。
美穂の手が温かく十三の心が少し落ち着いた。
ゆっくりと休み7時ごろに起床。
暇なのでパソコンのWindowsのバージョンを7から8にバージョンアップしてみた。
起動が、もっさり……
起動画面が少し地味。
これもコストダウンの影響なのだろうか?
「なんか、ダサいね」
美穂が、そういって笑う。
「そうだね……」
「まぁ、その辺はいいんじゃないかな?
使い慣れたら8もいいんじゃない?」
「美穂ってPCに詳しいの?」
「仕事で使う程度だよ」
「今更だけど美穂の仕事って何?」
「お父さんの病院で総務をやってるんだ」
「そうなんだ……」
派遣じゃないのか……
「そうだよー。
休みの優遇聴くし給料良いし結構いい病院だよ。
十三も退院したら、ウチの病院で働いてみない?」
「え?」
「考えてといてよ」
「うん。
でも、俺何もできないよ?」
「最初は、何もできないもんだよ。
徐々に仕事を覚えればいいよ」
「うん。
そっか……」
「そうそう。
十三は、何でも諦めすぎなんだよ。
物事って十三が思っているほど悪いもんじゃないんだよ」
そして暫く十三は美穂の説教を受けた。
美穂から説教をくらうのは久しぶりのような気がした。
でも、どこか心地よかった。
こういうのも悪くない。
十三は、そんなことを思った。
十三は昨日、食事をしてそのまま美穂と病院に戻った。
何もしないことに美穂は、何も言わなかった。
怒りもしない。
笑いもしない。
ただ、眠るとき手をつないで一緒に眠った。
美穂の手が温かく十三の心が少し落ち着いた。
ゆっくりと休み7時ごろに起床。
暇なのでパソコンのWindowsのバージョンを7から8にバージョンアップしてみた。
起動が、もっさり……
起動画面が少し地味。
これもコストダウンの影響なのだろうか?
「なんか、ダサいね」
美穂が、そういって笑う。
「そうだね……」
「まぁ、その辺はいいんじゃないかな?
使い慣れたら8もいいんじゃない?」
「美穂ってPCに詳しいの?」
「仕事で使う程度だよ」
「今更だけど美穂の仕事って何?」
「お父さんの病院で総務をやってるんだ」
「そうなんだ……」
派遣じゃないのか……
「そうだよー。
休みの優遇聴くし給料良いし結構いい病院だよ。
十三も退院したら、ウチの病院で働いてみない?」
「え?」
「考えてといてよ」
「うん。
でも、俺何もできないよ?」
「最初は、何もできないもんだよ。
徐々に仕事を覚えればいいよ」
「うん。
そっか……」
「そうそう。
十三は、何でも諦めすぎなんだよ。
物事って十三が思っているほど悪いもんじゃないんだよ」
そして暫く十三は美穂の説教を受けた。
美穂から説教をくらうのは久しぶりのような気がした。
でも、どこか心地よかった。
こういうのも悪くない。
十三は、そんなことを思った。