まっしろな遺書
 2015年7月10日


 十三は昨日、買ったゲームをやってみる。
 そしたら、第1話にて、強い機体を捕獲することができた。
 ガンダムシリーズのゲームだ。
 ゲームに夢中になっていると美穂が、それを邪魔をする。

「十三。
 バケモンは、もうやんないのー?」

「やるっちゃやるけど……
 ロボットロマンは、女にはわかるまい……」

「男、僕でもそのロマンはわかんないよ」

 隼人が呟く。
 隼人と愛ちゃん、そして美穂は俺の部屋でバケモン勝負している。
 元太は、もう少ししたらくるかもしんない。
 奇数なので、1人は余るので暇なのだ。
 なので、その余った1人は、俺に構ってくる。

「そんな古臭いロボットばっかりで何が楽しいの?」

「古臭いって……」

 隼人の意見は最もだけどこの古臭さがいいのだ……
 でも、これを子供に言ってもわかるまい。

「私、ガンダムはあんまり、わかんなーい」

 愛が、つまらなそうにつぶやく。

「え?00ガンダムも知らない?」

「名前を聞いたことしかないよー」

 愛が、そう言いながら自分のDSの画面を見る。

「そっかー」

 十三の心は少し複雑になった。
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