まっしろな遺書
2015年3月27日
春。
少し肌寒い春。
ほんのりとした暖房が心地よく。
そして、これから来る春に心が踊る。
十三は、ふと美穂の声が恋しくなった。
なので、美穂に電話をかける。
だけど、美穂はでない。
それどころか「ご利用になられた電話は……」となった。
十三は、軽く落ち込んだ。
すると千春が、俺の部屋に来た。
「昨日、お姉ちゃんとデートしたでしょ?」
千春が、そう言って頬を膨らませる。
「デートと言うか、ご飯を一緒に食べただけだよ」
「いーけないんだー!いけないんだー!
美穂ちゃんに言ってやるー」
千春が、懐かしいリズムに合わせてニコニコ笑う。
「いいよ。
別に……」
十三のテンションが一気に下がる。
「何かあったんですか?」
「美穂と連絡がつかないんだ。
携帯も番号を変えたみたいだし、メールもデーモンエラーで返ってくるし……」
「そうなんですか?」
「捨てられたのかな?」
「美穂さんと十三さんって、どんな関係なんですか?」
「友達以上恋人未満かな……」
「付き合ってはないんですか?」
「うん。
入院するまでえキスもしたことないよ」
「なのに一緒のベッドで眠ったんですか?」
「うん」
「そうですか……
なんか変な感じですね」
「そうだね」
「大丈夫ですよ。
少なくても美穂さんは、十三さんのこと好きだと思いますよ?」
「そうなんかなぁー」
「十三さん優しいですし、きっと大丈夫ですよ」
「俺は優しくなんかないよ」
「そうなんですか?
子供たちの間では評判良いですよ?」
「子供に好かれてもな……」
「私は、子供に好かれる人好きですよ」
千春が、照れくさそうに笑った。
「どうせなら、若いお姉さんにモテたいよ……」
十三が、そう言うと千春は苦笑いを浮かべた。
春。
少し肌寒い春。
ほんのりとした暖房が心地よく。
そして、これから来る春に心が踊る。
十三は、ふと美穂の声が恋しくなった。
なので、美穂に電話をかける。
だけど、美穂はでない。
それどころか「ご利用になられた電話は……」となった。
十三は、軽く落ち込んだ。
すると千春が、俺の部屋に来た。
「昨日、お姉ちゃんとデートしたでしょ?」
千春が、そう言って頬を膨らませる。
「デートと言うか、ご飯を一緒に食べただけだよ」
「いーけないんだー!いけないんだー!
美穂ちゃんに言ってやるー」
千春が、懐かしいリズムに合わせてニコニコ笑う。
「いいよ。
別に……」
十三のテンションが一気に下がる。
「何かあったんですか?」
「美穂と連絡がつかないんだ。
携帯も番号を変えたみたいだし、メールもデーモンエラーで返ってくるし……」
「そうなんですか?」
「捨てられたのかな?」
「美穂さんと十三さんって、どんな関係なんですか?」
「友達以上恋人未満かな……」
「付き合ってはないんですか?」
「うん。
入院するまでえキスもしたことないよ」
「なのに一緒のベッドで眠ったんですか?」
「うん」
「そうですか……
なんか変な感じですね」
「そうだね」
「大丈夫ですよ。
少なくても美穂さんは、十三さんのこと好きだと思いますよ?」
「そうなんかなぁー」
「十三さん優しいですし、きっと大丈夫ですよ」
「俺は優しくなんかないよ」
「そうなんですか?
子供たちの間では評判良いですよ?」
「子供に好かれてもな……」
「私は、子供に好かれる人好きですよ」
千春が、照れくさそうに笑った。
「どうせなら、若いお姉さんにモテたいよ……」
十三が、そう言うと千春は苦笑いを浮かべた。