まっしろな遺書
2015年4月4日
「美穂元気かな?」
十三は、美穂がいないことに少し寂しさを感じる。
そう思い寝返りをうつ。
良い香りがする。
その香りをぎゅっと抱きしめると柔らかい感触がふにゃり。
柔らかい感触?
なんだ、これは?
十三が、目を開けると美穂が嬉しそうにこちらを見ている。
「美穂!!」
十三は、思わず大きな声を出した。
「もう、久しぶりだからってそんな大胆なことをしたらダ・メ・だ・ぞ」
美穂は、そう言って指を十三の唇に当てる。
「帰って来たのか?」
「うん!
ただいま!
十三!元気そうでよかったよ!」
「どうしたんだよ!
電話も繋がらない!メールも返事が無い!
ずっと心配していたんだぞ……
捨てられたかと思ったよ」
「私が、十三を捨てるわけないじゃん」
「じゃ、どうして連絡をくれなかったんだ?」
「ウチ、山奥で電波とか届かないんだー」
「え?ウチ?仕事に行ってたんじゃないの?」
「えっと……
職場が実家に近かったから実家から職場に向かっていたんだ」
「そうなのか……」
「うん」
美穂が無邪気に笑う。
すると十三の部屋が、ゆっくりと開く。
愛ちゃんだった。
「あ……」
愛と俺の目が合う。
「あの、お邪魔しました。
ごゆっくり……」
愛は、そう言って扉を閉める。
子供たちの話し声がコソコソ聞こえる。
そして、再びドアが開く。
「あー!
ホントだ!お兄さんとお姉さんエッチしてる!」
歩が、嬉しそうな声をあげる。
「歩ちゃんも大人の仲間入りする?」
美穂が、そう言うと歩ちゃんは頬を赤らめる。
「あーずるいぞ!」
元太たちがそう言って現れて、みんなで同じ布団に入った。
十三は思った。
あー。またこういう日々が始まるのか……
そう思って顔がにやけた。
「美穂元気かな?」
十三は、美穂がいないことに少し寂しさを感じる。
そう思い寝返りをうつ。
良い香りがする。
その香りをぎゅっと抱きしめると柔らかい感触がふにゃり。
柔らかい感触?
なんだ、これは?
十三が、目を開けると美穂が嬉しそうにこちらを見ている。
「美穂!!」
十三は、思わず大きな声を出した。
「もう、久しぶりだからってそんな大胆なことをしたらダ・メ・だ・ぞ」
美穂は、そう言って指を十三の唇に当てる。
「帰って来たのか?」
「うん!
ただいま!
十三!元気そうでよかったよ!」
「どうしたんだよ!
電話も繋がらない!メールも返事が無い!
ずっと心配していたんだぞ……
捨てられたかと思ったよ」
「私が、十三を捨てるわけないじゃん」
「じゃ、どうして連絡をくれなかったんだ?」
「ウチ、山奥で電波とか届かないんだー」
「え?ウチ?仕事に行ってたんじゃないの?」
「えっと……
職場が実家に近かったから実家から職場に向かっていたんだ」
「そうなのか……」
「うん」
美穂が無邪気に笑う。
すると十三の部屋が、ゆっくりと開く。
愛ちゃんだった。
「あ……」
愛と俺の目が合う。
「あの、お邪魔しました。
ごゆっくり……」
愛は、そう言って扉を閉める。
子供たちの話し声がコソコソ聞こえる。
そして、再びドアが開く。
「あー!
ホントだ!お兄さんとお姉さんエッチしてる!」
歩が、嬉しそうな声をあげる。
「歩ちゃんも大人の仲間入りする?」
美穂が、そう言うと歩ちゃんは頬を赤らめる。
「あーずるいぞ!」
元太たちがそう言って現れて、みんなで同じ布団に入った。
十三は思った。
あー。またこういう日々が始まるのか……
そう思って顔がにやけた。