まっしろな遺書
2015年4月7日
今日は、十三の父親の誕生日。
十三は、返信が来ないと思ったがメールを入れた。
十三は、両親とケンカして家を出た。
大学を卒業したものの資格なんて何もなかった。
仕事なんてもちろんない。
その頃、十三は1人で公園のベンチに座って絶望していた。
東京に行って富士の樹海にまで行って自殺するか……
でも、まだ、死にたくないな……
そんなことを思っているとき、十三は美穂と出会った。
「何びびっているんだ?」
振り向くと見知らぬ綺麗な女性。
「えっと……
貴方は?」
「こういう時、自分から名乗るモノだろ?」
「俺は、詩空 十三」
「私は、杉並美穂。
22歳だ」
十三と美穂はこうして出会った。
この出会いは、奇跡に近いんだよな。
十三は、そんなことを思っていた。
十三は、会ったばかりの美穂に色んな話を聞いてもらった。
すると美穂は、こんなことを言い出した。
「なら、ウチに来るか?」
「え?」
十三は、美穂の言葉に耳を疑った。
「え?」
「ルームメイトが実家に帰ってしまってな……
私一人では、その……なんだ……
寂しいんだ」
「俺、無職ですよ?」
「私が、派遣会社を紹介してやろう」
「え?」
「って、事で私の家に来い!
ここで会ったのも何かの縁だしな」
「俺、男だよ?
アンタみたいな美人さん、襲うかも知れないぞ?」
「そうだな……
なら、条件を出そう。
お互いが好きになるまでセックスは、禁止だ。
キスならサービスでOKだ」
「……でも」
「十三に、選択肢は無い。
私が目をつけたんだ。
だから、来い!これは命令だ!」
美穂は、そう言って十三の手を引っ張った。
十三の顔が思わず赤くなる。
「お前、もしかして……
童貞か?」
「あ、えっと……
……うん」
十三は、思わず答えてしまった。
こうして、十三と美穂は一緒に暮らすことになった。
そして、その美穂といえば今もまだ不貞腐れて眠っている。
十三は、ゆっくりとため息を付いた。
今日は、十三の父親の誕生日。
十三は、返信が来ないと思ったがメールを入れた。
十三は、両親とケンカして家を出た。
大学を卒業したものの資格なんて何もなかった。
仕事なんてもちろんない。
その頃、十三は1人で公園のベンチに座って絶望していた。
東京に行って富士の樹海にまで行って自殺するか……
でも、まだ、死にたくないな……
そんなことを思っているとき、十三は美穂と出会った。
「何びびっているんだ?」
振り向くと見知らぬ綺麗な女性。
「えっと……
貴方は?」
「こういう時、自分から名乗るモノだろ?」
「俺は、詩空 十三」
「私は、杉並美穂。
22歳だ」
十三と美穂はこうして出会った。
この出会いは、奇跡に近いんだよな。
十三は、そんなことを思っていた。
十三は、会ったばかりの美穂に色んな話を聞いてもらった。
すると美穂は、こんなことを言い出した。
「なら、ウチに来るか?」
「え?」
十三は、美穂の言葉に耳を疑った。
「え?」
「ルームメイトが実家に帰ってしまってな……
私一人では、その……なんだ……
寂しいんだ」
「俺、無職ですよ?」
「私が、派遣会社を紹介してやろう」
「え?」
「って、事で私の家に来い!
ここで会ったのも何かの縁だしな」
「俺、男だよ?
アンタみたいな美人さん、襲うかも知れないぞ?」
「そうだな……
なら、条件を出そう。
お互いが好きになるまでセックスは、禁止だ。
キスならサービスでOKだ」
「……でも」
「十三に、選択肢は無い。
私が目をつけたんだ。
だから、来い!これは命令だ!」
美穂は、そう言って十三の手を引っ張った。
十三の顔が思わず赤くなる。
「お前、もしかして……
童貞か?」
「あ、えっと……
……うん」
十三は、思わず答えてしまった。
こうして、十三と美穂は一緒に暮らすことになった。
そして、その美穂といえば今もまだ不貞腐れて眠っている。
十三は、ゆっくりとため息を付いた。