AveniR-アヴニール-
「へぇ、これ手作りか。後で家でいただくよ。ありがとな。」

俺はユエナに笑顔でお礼を言った。

「いっ、いえっ…!」

ユエナはさらに顔を赤くした。

こいつ、どこまで顔が赤くなるんだ?

そして俺は彼女に手を差しのべ、

「これからもよろしくな。ユエナ。」

と言った。

ユエナもそれに答えるように手を差し出し、

握手した。

「…はいぃ。」


ぷしゅぅ~~~。

ユエナの頭から、

大量の湯気が出てきた。
< 14 / 180 >

この作品をシェア

pagetop