AveniR-アヴニール-
カフェにお金を支払った後、

そのままヘリーと別れ 家に帰った。

俺は自分の部屋に入って

学校のカバンをベッドに放り出した。

そしたら、カバンの口からピンク色の小包が見えた。

ユエナからもらったやつだ。

俺は小包を手に取り、

開けてみたら いびつな形をしたクッキーが入っていた。

「手作りねぇ…。」

中学生の時も女どもから

いろんな物をもらってきたが、

どれも役に立たない不要なものばかりだった。
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