夢道
崖の光景は
あの時のままだった。
いくつもついた
多くの足跡がある。
私たちを
追いかけてきた人たちのもの。
それは一列になって、
城に向かって延びていた。
私たちはそれをたどり、
城に向かって
歩いて行った。
町には入ると、
ノイさんは
悲しそうな顔をしていた。
自分の町に戻ってきても、
良い気持ちになれない
ノイさんを見て、
自分を情けなく思った。
すべての原因は
自分にあるのだから。
メニュー