夢道


そっか。


しょうがないんだ。


私が一人ぼっちなのは。


全部私が悪いんだ。


私は小さくうずくまって、

抱えた膝に

顔を伏せた。


そして静かに

目を閉じた。


眼を閉じても開けても、

ここには光なんてないから

同じだけど。


でも目を閉じると、

少しだけ落ち着いた。


昔から、

嫌なことがあった時は、

目を閉じて、

逃げていたからかもしれない。


そんな自分が

情けなく思えた。



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