夢道


これじゃ、

私何も変われてないよ。


あの時からずっと。


その時、

私の肩を

触れる感触がした。


私は驚き

目を開いた。


そこには

小さな光が見えた。


本当に小さな小さな光が。


私はこの世界にきて

初めて光を見て、

少しだけ嬉しくなった。


その光は

少しづつ広がっていき、

私を包み込んだ。


いつの間にか景色は

昔の記憶の中の

一場面へと変化していた。


ここはお城の中の

私の部屋の近くの場所。



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