夢道


私は今までの記憶を

ずっと見返した。


みんなと過ごした

幸せだった時間。


過去にしかないもの。




それをずっと…


ずっと見返した…。



でもそんな思い出の時間は

やっぱり、

あの場所で止まった。


あの時から、

私の中の時間は

止まっているんだ。



だから思い出の時間も

そこで止まるんだ。




あれは……


私がまだ

小さかった頃のことだった…。



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