夢道
ずっと会議室には
明かりがともっていて、
時々大きな声が
聞こえた。
今までに
聞いたことのないような。
そんな感じだった。
そしてあの日、
急にたくさんの兵隊たちが
お城の中で
いろんな物を壊していった。
私たちは怖くなって、
五人みんなで集まって
体を寄せ合って
隠れていた。
小さい私たちにとっては、
そんなことしか
するすべがなかったから。
だけど隠れている所に、
数人の大人たちが
やってきた。