夢道
その疑問の答えは
一度も返ってくることなく、
私の心を締め付けた……。
今日も目を覚まし、
朝食をとってから
勉強の係りの者が
部屋に入ってくる。
勉強の係りの者は私に、
にっこりと笑いかけ
「図書館に行きましょう」
そう言って、
私の手を引いて
図書館に向かって
歩いて行った。
「いつもいつもお勉強では
心がお疲れになるでしょう?
今日はここで好きな本を
読んでください。」
そう言って、
私の手を離した。