会話
「言い方ってのもちょっとおかしいね。なんだろ、なんかそれだと自殺する人の考え方なんか解んないって、切り捨ててる感じがすんだよね。まー、実際わかんないけど。」
「でも、人生色々、自殺も色々でしょ」
「まーねー。昔、中学校ぐらいん時、俺の学校じゃないけど、どっかの学校で誰かが飛び降りたっていうのあったなー。今、思い出した。」
「子供が死ぬのって、自殺じゃなくても、きついよね。なんか。他人事だけど。」
「あー、ストリートチルドレンとかね。別に俺らに心配されたくないだろうけど。」
「まー、心配っつーか、何もできないからね」
「ドラえもん寄付とかもねー、なんか、できないよねー」
「まず、ホントに金あっちに行ってんのかっていうね」
「それもあるけど、なんか偽善的な?だってねー、俺らみたいなのがだよ?立場考えろってね。まず、お前ががんばれって話でしょ。そんな僕がですよ。100円とか募金して、あー、寄付したなって思うわけよ。馬鹿にしてるでしょ。アフリカの子供を。」
「でもさー、アフリカの子供って、なんか日本人の固定観念になってない?貧困、飢餓=アフリカの子供=お腹ぷっくり、みたいな」
「あー、あるある、それある。だから?って感じもするけど。まー、日本にもたくさんいるよね孤児。」
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