smile~わらって~
さきへの気持ちが大きかった分、
失った気持ちは倍以上辛かった。
チラッと時計を見ると、0:00。
今日で、部屋から4日も出てない。
そんな時、
ピリリリと俺の携帯が部屋に鳴り響く。
「はい。」
「ル…ルイ…」
「健か?
どうしたんだよ?」
「ルイ…どしよ…さきが…」
「さきがどうしたんだよ?!」
「さき、今…意識不明なんだよ…」
「は?! 今どこだよ?!」
「○○病院。」
「わかった!
今行く。動くなよ!」
俺は携帯を握りしめ走る。
全力で走り、1時間で着いた。
俺は急いで中に入る。
「健!」