先輩に好きといったら
「ん。お茶でいい?」




「全然いいです!
ありがとうございます」




おしゃれなグラス…高そう~
なんて考えてたら
先輩は私の隣に座った




ち、近いです、先輩…
私の心臓もちませんよ…




「…ねむ」




沈黙をやぶったのは先輩だった。




「わ、私帰った方がいいですよね」




「帰んな。
でも俺寝るわ。ちょっとしたら起こして」



そう言って先輩は
私の膝に頭を置いて寝始めた




「え、せ、先輩…?」




寝てる… ?
ど、どーしよう。
足もっと細くしとけばよかったぁ…
あぁ、先輩のいい匂いが…




「ふっ」




ん?今先輩笑った?




「せ、せんぱい
起きてるじゃないですか!
恥ずかしいですよ」




「だって落ち着くんだもん。」




そういう先輩は怒られた子供のように
拗ねた顔をしていた



「…ちょっとだけなら…」



「そ〜言ってくれると思ってた」



やっぱ先輩には
かなわないや
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