先輩に好きといったら
「俺なんかした?」




「っ、ちが……」




♪~♪~




「あ、ごめん…俺電話だ…」




「どうぞ」




よかった





「もしもし?」




先輩の携帯から漏れる声は
女の人の声だった




「っ…」



それだけで少し泣きそうだった


いや、気づいたら泣いていた




「えっ…」




先輩が電話しながらこちらを
ちらっと見た時、私の涙に気づいてしまった

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