先輩に好きといったら
先輩は何も言わず電話を切り私を抱きしめていた




「せんぱっ…」




「どーしたの」





先輩はきっと慰めようと
抱きしめてくれたんだ

それは私だからじゃなくて
優しいから

私はそんなとこが
大好きだった

けどね
今はなぜかそれが辛いの




「なんで泣く」



それはね



先輩のせいだよ
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