先輩に好きといったら
「あ、ちび。」




この心地のいい声。





「先輩」





近づいてくる時風にのって流れてくる
先輩の甘い香水の香り。
風になびく綺麗にセットされた先輩の髪。
遠くから見ても大きい先輩は
近づくとさらに大きく
私が小さいんじゃなくて
先輩が大きいだけ。




「ねえ、放課後」




真っ直ぐに私を見つめる瞳




「迎えに行くから」




先輩と私の変わった放課後



< 7 / 30 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop