君の為のrequiem
君の為のrequiem
月明かり

雨音静かに降り注ぎ

僕の声を消していく…

約束したから謳い続ける

君の為、何の為?


僕は謳い続ける…


出逢いはそう、
唐突で
偶然という必然が重なって

ふと目が合い
互いに気づき、

君は微笑った

僕も笑った

それから日溜まりのような笑顔を見つめた

君は言った

そう僕に、

唄を謳う僕に。

'私の為に謳って'と



日の光、

光は優しく降り注ぎ

僕らを優しく照らしてく…

君は隣で微笑(わらい)続ける


君の為、僕の為…


別れはそう、
唐突で。

悲しみと悔しさ重なって…

それでも君は微笑った

僕は泣いた

日溜まりのような笑顔、
面影なくて、

君は言った

そう僕に、

僕の声がある限り…

'私の為にずっと謳って'


広い部屋

横たわる君に向けてのrequiem

悲しい旋律奏で続ける

君は隣で静かに眠った…




最後に細い指と交わした約束忘れない
君との思い出忘れない


'君の為に謳い続ける'


月明かり

雨音静かに降り注ぎ

僕の声を消していく…

約束したから謳い続ける

君の為、何の為?

広い部屋

横たわる君に向けてのrequiem

悲しい旋律奏で続ける

君は隣で静かに眠った…


謳い続ける…

君の為、

何の為?

謳い続ける…

君の為、

僕の為…

君の声、

僕の声、

重なるまで…
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