世界最強女子の恋愛
「…ここじゃない?」


そう言う結衣の前には、大きなドア。

ドアの向こう側からは、誰かの話して

いる声が聞こえてくる。


「この声は…亮だ。」

「さすが結衣。どうする?入る?」

「奏多、大丈夫だよ。私がいるから
亮は怒らない。」


その言葉、昨日も言ってたよな…(笑)


~ギィッ~


会場全員の視線を一気に浴びながら、

新入生と書かれた場所へと進む。


「…お前ら、やっと来たか。」

「ごめん、亮。寝坊した。」

「とりあえず、席に座れ。
あと、後で俺の所に来い。」


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