ユキゾラ。
「あ、あのね!いきなんだとか思うと思うし、多分アイリちゃんにはそんなつもりないんだろうけど…」
小麦色の肌が夕日当たって輝いている
ああ、いいな。
私だって本当はこんな色白じゃなくて外を走り回っていたかったのに
場違いなことを考えはじめる頭を深呼吸して冷やす
「リクと私幼なじみで、あ!リクって言うのはサッカー部の…」
リク…ああ、図書室の。
話しかけるなオーラを出してるのに関わってくる不思議なカレのことね。
「た、多分接点とかないんだと思うけど!最近ずっとリクがアイリちゃんのこと見てて!!」
段々わかってきた。
彼女のいいたいこと。