ユキゾラ。



「髪の色的にも、金の国出身だよね」



「…ええ。そうよ」



きらきらと輝く金髪は、俺たちみたいな蒼髪からしたら憧れの的なんだ。



「この学校に転入してくるまで大陸の学校に?」



「…ええ」



「エイル…君も一緒に?」





「…」




無言は肯定を表す。



彼女の強く握られた拳をは、何を想ってるんだろう。


どうしてそんな辛そうな顔をするんだろう。



< 71 / 80 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop