秘密の私と、秘密の彼。【更新中】
秘密と、期待
───あっという間に日は暮れる。
今日は色々あってとても疲れていたけど、仕事に行かなくちゃ。
私は少しでも長く眠りたくて、帰りのホームルームが終わってすぐに家に帰った。
浬が何か話しかけてこようとしてたみたいに見えたんだけど・・・。
まぁ、気のせいだよね、多分。
そう思い込んで、私はベッドに潜り込む。
珍しく疲れていたからか、その日は目を閉じてから数分も経たないうちに眠っていた。
・・・───ピルルルッ、ピルルルッ
「・・・ん~」
アラームの音が響いて、私はむくっと体を起こした。
結構、熟睡できたな。
そのおかげか疲れもだいぶ取れている。
これなら、仕事中に睡魔に襲われることはないだろう。
大きく伸びをして、私は仕事に行く準備を始めた。
「あれ」
ふと、机に置かれたスマホが目に入った。
スマホのランプは点滅を繰り返している。
もしかしてメールか着信でも来てるのかな。
スマホのロック画面を開いて、確認してみる。