赤ずきんは狼さんに食べられちゃいますか?



「しゅ〜んく〜んと芙美はなっかよし〜」


俊くんの手を握り、
繋いだ手をブランブランさせながら


中庭へと歩く。





「…なぁ、さすがに手を繋ぐのは」

「じゃあ肩車してくれる〜?」

「却下。」




こんなやりとりをしながら


私はルンルンと歩いてた。
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