向日葵の鼓動



なぜ、今の気持ちを英語で表したのかわからない。


なんとなく、カッコよかったからだろうか?



私は、透明で新鮮な綺麗な川に足をつけてみる。


歩くだけで汗が流れ出てくる時期にピッタリの冷たさだった。



足から、キーンと冷えてくる。




なんとも言えない開放感が私を襲う。

今の私は、きっとだらしない顔なのだろうな…。



チラッと、蓮の方を見た。



蓮も、同じコトを考えていたかのように、だらしない顔で私に笑いかける。



「変な顔っ!」

「むっ…、失礼ねっ‼︎」





「あはは」って、蓮は笑う。

いつもと同じ笑顔で。






ーーバシャッ‼︎


「ーーきゃっ!」



すると、私の顔に急に、川の水がかかった。


と言うか、意図的にされた。

もちろん、蓮に…。






「ーーあははははははははっ‼︎」



蓮は腹を抱えて笑っている。



「………れーーんーーーーーーっ⁉︎」


私を見て、腹を抱えて笑っている蓮に、私は水をかけてやった。





「ーーぶはぁっ!」

蓮は私よりビショビショになった。




「やったなぁーー‼︎」って言いながら迫ってくる蓮に、私はもう一度、水をかけた。




それは、予想外だったらしく、驚いては、蓮はその場で転けた。



川に尻餅ついて、「ひぃぃぃっ‼︎」って言ってる。


きっと、冷たい川の水がキーンと来たのだろう。






私は、思いっきり笑ってやった。



「あははははっ‼︎」


ーーはは…は……




………………。






こんな時間がもっと、長く続けばいのに。






< 32 / 37 >

この作品をシェア

pagetop