ビターは大人‼︎でも恋の味
*家から出て徒歩6分、通っている緑坂高校の校舎が薄ら見えた。隣で奏人は眠た気にスマホをいじりながらイアフォンを耳にしてる。聞こえるゲームの音と共にクリアと表示する画面。最近二人でハマっている繋げるパズルゲーム「モチモチ」。
「お、クリアした」
「え、マジで!?」
私もレベルは高いけど、奏人の場合は廃級並みのゲーマー。難しいステージをクリアして満足そうにドヤ顔。
ドキッと心音が鳴る、ドキドキって煩く鳴る。そんな顔するコイツが好き…だなんて言えないけど。
「優は??レベルどこまでいけた??」
「え?全然遊んでないから…71で止まってるよ」
スマホを取り出して、「モチモチ」の画面を開く。ランクレベル覧を見ればそこに奏人のスコアが私より何個か上にあった。名前の横に出るレベル数、それは98驚いたりしないけど流石だな…。
「どんだけ、やってんの…」
「コレクション数が増えた、お前もレベル上げしろよ」
「今のステージに引っ掛かって、クリア出来ないの!」
飽きられても困る、だって難しいんだからそう言うとヤレヤレと言いたげな顔して私のスマホを取った。
「あ、ちょ!!返してよ!」
「今日はレベル上げだから、後でウチ来い。」
「いや、今日課題あるじゃん!!」
そりゃしたいけど、学生の本分もあるって言おうとした時。人差し指で唇を押し当てられ塞がれた。ドキってまた音する、止まり掛けた鼓動が早くなる。だって優し気に悪戯気に笑う奏人がいるから。
「それもまとめて一緒にやろ、だったらいいでしょ??」
……そんな顔して、ズルいよ…
「お、クリアした」
「え、マジで!?」
私もレベルは高いけど、奏人の場合は廃級並みのゲーマー。難しいステージをクリアして満足そうにドヤ顔。
ドキッと心音が鳴る、ドキドキって煩く鳴る。そんな顔するコイツが好き…だなんて言えないけど。
「優は??レベルどこまでいけた??」
「え?全然遊んでないから…71で止まってるよ」
スマホを取り出して、「モチモチ」の画面を開く。ランクレベル覧を見ればそこに奏人のスコアが私より何個か上にあった。名前の横に出るレベル数、それは98驚いたりしないけど流石だな…。
「どんだけ、やってんの…」
「コレクション数が増えた、お前もレベル上げしろよ」
「今のステージに引っ掛かって、クリア出来ないの!」
飽きられても困る、だって難しいんだからそう言うとヤレヤレと言いたげな顔して私のスマホを取った。
「あ、ちょ!!返してよ!」
「今日はレベル上げだから、後でウチ来い。」
「いや、今日課題あるじゃん!!」
そりゃしたいけど、学生の本分もあるって言おうとした時。人差し指で唇を押し当てられ塞がれた。ドキってまた音する、止まり掛けた鼓動が早くなる。だって優し気に悪戯気に笑う奏人がいるから。
「それもまとめて一緒にやろ、だったらいいでしょ??」
……そんな顔して、ズルいよ…