ビターは大人‼︎でも恋の味
「この問題解ける奴は?」
三時限目、数学の時間。先生は黒板に問題を書き出して生徒に問い掛ける。机に広がるノートと教科書、手にはシャーペン。
正直に言えば数学の授業はつまらない。
先生の説明が長くて、殆ど時間をそれで食っている終わっちゃうからだ。だけどちゃんとはノートを書き込んでいる。
「はい、」
後ろから声が聞こえて、振り向けば奏人が手を上げてた。立ち上がって面倒くさそうに呟く。
「x=1とy=-3です」
「正解だ、」
ヒソヒソと聞こえる女子達の呟き、ああまただ。奏人の事で話題にしてるんだ。アイツが席を戻るのを見て黒板の方に向こうとした時。
ガサッ
「ぃ!?」
後ろから服の中に何かを突っ込まれた。変な声出さないで恐る恐る突っ込まれたそれを取り出すと折り畳まれた紙切れ一枚。
「なに…⁇」
開けて見ると、丁寧な字並び。良く知ってる奏人の字。「飲物、買い忘れた購買付き合って」ただそれ一言。忘れたんかい‼︎昨日行けって言ったのに…
「分かった、」それだけ書いてポイっとアイツの机に投げた。そんなやり取りも少しだけドキドキする。
三時限目、数学の時間。先生は黒板に問題を書き出して生徒に問い掛ける。机に広がるノートと教科書、手にはシャーペン。
正直に言えば数学の授業はつまらない。
先生の説明が長くて、殆ど時間をそれで食っている終わっちゃうからだ。だけどちゃんとはノートを書き込んでいる。
「はい、」
後ろから声が聞こえて、振り向けば奏人が手を上げてた。立ち上がって面倒くさそうに呟く。
「x=1とy=-3です」
「正解だ、」
ヒソヒソと聞こえる女子達の呟き、ああまただ。奏人の事で話題にしてるんだ。アイツが席を戻るのを見て黒板の方に向こうとした時。
ガサッ
「ぃ!?」
後ろから服の中に何かを突っ込まれた。変な声出さないで恐る恐る突っ込まれたそれを取り出すと折り畳まれた紙切れ一枚。
「なに…⁇」
開けて見ると、丁寧な字並び。良く知ってる奏人の字。「飲物、買い忘れた購買付き合って」ただそれ一言。忘れたんかい‼︎昨日行けって言ったのに…
「分かった、」それだけ書いてポイっとアイツの机に投げた。そんなやり取りも少しだけドキドキする。