ビターは大人‼︎でも恋の味
「うわー…」

「昨日買わなかった奏人が悪いからね」

お昼に突入、奏人と優は購買の行列にまたまた呆れていた。参った、と言って軽く舌打ちその場で立ち止まっている。

「校舎内にある、自動販売機は多分売り切れだね…。」

「油断してたわ、完全に」

呆れたと言って軽く頭を叩いた。次から持参してねって言って、分かったつーのと素っ気なく返事を返された。

「あ、いたいた優、奏人君」

「あ、巳波‼︎」

人混みを掻き分けてお弁当を抱えた巳波は丁度良かった伝えたい事あったのと私と奏人の手を引いて人混みをまた掻き分ける。

「え、ちょ巳波‼︎並ばないとっ」

「ジュースでしょ⁇屋上に販売機設置されたからそこで買おう。」

「屋上は、立ち入り禁止だろ」

「あら、この中で並ぶのと屋上で買うのどっちがいい⁇」

「…屋上」

「じゃ、行こう」

そう言って私達は購買から去った。
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