一輪の花が枯れるまで


「イテッ…」

ジワジワと左の頬が赤く染まる。



いつも別れる時は、何故か頬を叩かれる…
そんなことにいちいち切れるのも面倒だから、切れたりもしない。






「……はぁ、まぢメンドくさ-…」


俺は校門を抜け、いつもの用に何も無かったかのような顔で歩道を歩く。


途中、電信柱や草木が植わっている。



そんなド田舎に住んでいる俺。

大人になったら都会に住むことが"夢"だ。









ガサガサッ…





「…ん?」

何か、植わっている小さな木が動いたような…






ガサガサッ



2度目…一体、そこに何が隠れているのだろうか…



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