嘘つき王子の裏の顔?
「……今すぐダッシュして逃げてもいいですか?」


「はぁ?言いわけないじゃん。」



こいつ!やっぱり正確変えてやがる。



「あんたさぁ、俺のこと興味あんの?」


「あるわけないじゃないですか。仮にも親友の彼氏だし」



「だから、付き合ってねえって」



「はいはい」



「…かっ…な」



「?なんか言った?」


なんか気が超えた気がするんだけど



「…なんで俺の好きなもん知ってんだよ。」


「え?知らないよ。」


「?じゃあなんで買ってきたんだよ」




何言ってんだ?こいつ正真正銘の馬鹿か?


「人違いじゃないですか?」 



と言ったら、一ノ瀬がいきなり立ち止まった。




「ーーっ今日!カフェオレのコーヒー買ってきただろ!?」


ポッカーン


「えっ!?あっ、はぁ!?」



「なんだよ。」



「ちが、あれはただの嫌がらせで」((ボソボソ



「あ!?」



うぅ、怖い



「あれはあんたがブラック好きだって言ったから、嫌がらせで!」



「………」



しばらく沈黙が続いた。



いきなり携帯を取り出した



「!?」


「…」



黙って携帯をうっている


ばしっ



携帯を奪った。




「ごめんって!!でも好きだったんでしょ?ならいいじゃん」




携帯を見るとあの写真を学音遊掲示板に送り込もうとしている。

なにしようとしてんだよ…



「よくねぇ…」




あれ?よく見ると、顔が赤い?








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