嘘つき王子の裏の顔?
……あいつ、本当にブラックが好きなのか、困らせたろw…




「おまたせ!って、由依っ!」


ウチラだけの場所、空き教室のベランダのした。

私と由依ら、ここを見つけたときは奇跡かと思った。

誰にも見つからない、秘密の場所だと思ってたんだけど、


「あ、どうも、」

「なんであんたが来てんだよ!?」

「ご、ごめんねハルちゃん!」

「悪いのは由依じゃないって!……まあ、いいや。」

「「?」」

「由依はいちごミルク。」

「わーありがとう。」

「はい。一ノ瀬くんにはコーヒです」

「ありがとう。」

ゴクゴク


「…これ、ブラック?」

「あれ?違った?」



一ノ瀬が見せつけてきた缶のとこには『カフェオレ』と、大きな文字で書かれている


「あっ…すいませんね。」にこっ

「………」


あ、やばい、本性出すか?
怒るか?どうだ!?さあ!こい!!


「いえいえ。わざわざ買わせに行かせてしまった僕が悪いんです。すいません」

「はい?」

「あ、僕もう出ますね」

「うん。また後でね、明翔君。」


そして、出る寸前、私の耳元で“昼休み、初めてあった場所で″


と言い、足を踏んで戻っていった。


「いったぁー!」

「ハルちゃん?どうしたの?」

「えっ!?な!なんでもない!!」


私は、このとき、足の痛さと今後何が起こるかの恐ろしさであふれていた










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