オレンジ
今日の授業は長かった。
やーーっとお昼休み。
「未来!今日なんかご機嫌だねー?」
教室で芽衣と向かい合って座る。
いつもいる慎吾と龍也は丁度どっか男子達と遊びに行ったみたい。
「わっかるー♪?」
「分かるも何も分かりやすすぎだからっ」
「実はねっ」
朝、あたしが小山と話していたことを芽衣に話した。
ずっと言いたかったんだけど、昼休みまで待ってたんだよね。
だからもー授業中早く言いたくてしょうがなかったもん。
「へー。そうなんだ」
でもあたしがこんなに盛り上がってるのに、芽衣は興味なさげ。
なんかひどくない?
「冷たいよーっ。なんかないのー??」
「あーはいはい。良かったねー★」
明らか棒読み。
うーーーーーー。