本気の恋をしようじゃないか《加筆修正版》
小牧君との秘密の交際は2ヶ月が経った。
今のところばれていない。
秘密の場所(音楽準備室)で会うのも本当は毎日でもいいと小牧君に言われたがいつどこで見られるかわからないから週1~2回と決めていた。
それに、頻繁に教室を抜けると香織たちに悪い気がしていたから。
本当はちゃんと話せばいいことなんだろうけど、相手は校内一のイケメン。
だからなかなか言えないのだ。
季節は11月下旬。
この日、一緒に帰ろうと小牧君からのメールあり一緒に帰ることにした。
もちろん、教室から一緒に帰るなんてできないから待ち合わせを決めてある。
学校から徒歩10分くらい歩いたところにある大きな公園だ。
ジョギングングコースやテニスコート、物凄く長い滑り台もあって家族連れなどに人気がある。
私たちはその中でもあまり人目につかない場所を探して、そこを待ち合わせ場所にしていた。
「見て見て!だんだん色づいてきたね。・・・・あっ!この紅葉かわいい~」
私の住んでいる所の紅葉は12月に入った頃に色づくため今はまだ本格的とは言い難かった。
私が下に落ちている紅葉を取って指でクルクルとまわすと小牧君がそれを取り上げた。
「えー?何で取るの?」
小牧君との会話も付き合い始めたころと比べるとかなり自然に話せるようになった。
「これを本の間に挟んでおくの・・・忘れたころにもみじが出てきたら杏奈を思い出せるから」
こんなはキザなセリフも小牧くんだと許せてしまう。
小牧くんは私から取った紅葉を生徒手帳の中に挟むと、同じように形の良い紅葉を拾い上げ私に差し出した。
「杏奈もこれ挟んでよ」
私はうんと頷くと胸ポケットから生徒手帳を取り出し小牧くんと同じようにもみじを挟んだ。
今のところばれていない。
秘密の場所(音楽準備室)で会うのも本当は毎日でもいいと小牧君に言われたがいつどこで見られるかわからないから週1~2回と決めていた。
それに、頻繁に教室を抜けると香織たちに悪い気がしていたから。
本当はちゃんと話せばいいことなんだろうけど、相手は校内一のイケメン。
だからなかなか言えないのだ。
季節は11月下旬。
この日、一緒に帰ろうと小牧君からのメールあり一緒に帰ることにした。
もちろん、教室から一緒に帰るなんてできないから待ち合わせを決めてある。
学校から徒歩10分くらい歩いたところにある大きな公園だ。
ジョギングングコースやテニスコート、物凄く長い滑り台もあって家族連れなどに人気がある。
私たちはその中でもあまり人目につかない場所を探して、そこを待ち合わせ場所にしていた。
「見て見て!だんだん色づいてきたね。・・・・あっ!この紅葉かわいい~」
私の住んでいる所の紅葉は12月に入った頃に色づくため今はまだ本格的とは言い難かった。
私が下に落ちている紅葉を取って指でクルクルとまわすと小牧君がそれを取り上げた。
「えー?何で取るの?」
小牧君との会話も付き合い始めたころと比べるとかなり自然に話せるようになった。
「これを本の間に挟んでおくの・・・忘れたころにもみじが出てきたら杏奈を思い出せるから」
こんなはキザなセリフも小牧くんだと許せてしまう。
小牧くんは私から取った紅葉を生徒手帳の中に挟むと、同じように形の良い紅葉を拾い上げ私に差し出した。
「杏奈もこれ挟んでよ」
私はうんと頷くと胸ポケットから生徒手帳を取り出し小牧くんと同じようにもみじを挟んだ。