本気の恋をしようじゃないか《加筆修正版》
衝撃と絶望・・・side 杏奈
今日から3学期。
本当ならこの日をずっと心待ちにしていたはず。
だが現実は違っていた。
結局あの初詣以降小牧君からの連絡は一度もなかった。
目の腫れが引いた頃、一度メールをしたのだけれど返信はなかった。
『小牧だってお前の目を優先するに決まっているだろ!それがわからないようならあいつはそれだけの男だ』
目をけがした時に先生から言われた言葉がずっと私の心の中でくすぶっていた。
小牧くんならわかってくれる。
そう、先生は言ってくれたが連絡が取れず、未だ何の説明も出来ていない。
本当のことを言って心配かけたくないから用事が出来たと言ってしまったが
それがいけなかったのか?
そんなことを毎日考えていた。
今日学校に行けばいろいろと聞けると思っているけど、返事がないのは
それだけ初詣に現れなかったことを怒っているからなのだろう。
だから今日直接謝って許してもらおうと思ったが……その考えは甘かった。
教室に入るといつものように窓際に立っている香織と陽菜が私に手を振った。
私も顔に出さないよう笑顔で手を振りながらも小牧君の席に目を向ける。
相変わらず小牧君の席の周りには仲の良い友達が机を囲むように立っており、楽しそうな笑い声が聞こえてきた。
私は緊張しながらもすぐさまカバンを置くと香織たちのいる窓際に行った。
本当ならこの日をずっと心待ちにしていたはず。
だが現実は違っていた。
結局あの初詣以降小牧君からの連絡は一度もなかった。
目の腫れが引いた頃、一度メールをしたのだけれど返信はなかった。
『小牧だってお前の目を優先するに決まっているだろ!それがわからないようならあいつはそれだけの男だ』
目をけがした時に先生から言われた言葉がずっと私の心の中でくすぶっていた。
小牧くんならわかってくれる。
そう、先生は言ってくれたが連絡が取れず、未だ何の説明も出来ていない。
本当のことを言って心配かけたくないから用事が出来たと言ってしまったが
それがいけなかったのか?
そんなことを毎日考えていた。
今日学校に行けばいろいろと聞けると思っているけど、返事がないのは
それだけ初詣に現れなかったことを怒っているからなのだろう。
だから今日直接謝って許してもらおうと思ったが……その考えは甘かった。
教室に入るといつものように窓際に立っている香織と陽菜が私に手を振った。
私も顔に出さないよう笑顔で手を振りながらも小牧君の席に目を向ける。
相変わらず小牧君の席の周りには仲の良い友達が机を囲むように立っており、楽しそうな笑い声が聞こえてきた。
私は緊張しながらもすぐさまカバンを置くと香織たちのいる窓際に行った。